決算期を一年で一番暇な時期にするということ



先週金曜日の3月31日は、年度末、月末、金曜日ということで、プレミアムフライデーどころではない方が多かったのではないかと思います。経費精算や請求書処理などについても、3月分だけ締め切りがタイトに設定されている会社も多いでしょうし、大企業ですと人事異動などもあったりして、かなりの混乱が予想されるところです。

ところで、私の会社は2年前から決算期を3月末から8月末に変更しました。一般的に3月末を年度末にしている会社が多いこともあり、予算取りのための問い合わせがあったり、一方で駆け込み発注があったりと、商談の動きが激しく、忙しい最中に期末が来てしまって業績の着地点が見えにくいのです。

当たり前ですが、利益がたくさん出るのなら期末賞与を出すなり、何かを買ったりしたいですし、利益がそれほどではないのなら、そのまま慎重に期末を迎える必要があります。こういったことは当社のような中小企業としては重要なことなのです。また、決算の処理を税理士さんにお願いするにしても他社と時期が重なるため、必ずしも丁寧に見てもらえないのではないかというような考えもありました。

そこで、私は少しだけ頭をひねって、会社が一番暇な8月末に決算をすることにしました。なんといっても8月はお盆休みがあります。社会全体の動きがスローになり、どうしてもその前後は商談の動きも止まり気味になります。ですから落ち着いて業績の着地点を見極めて、やるべきことをしっかりやって期末を迎えることができるのです。

8月末決算をすでに2回ほど行いましたが、この決断は正しかったなと自負しております。実際に余裕をもって期末を迎えることができていますし、税理士さんも暇な時期なので丁寧に数字を見ていただけているように思います。

「決算期を一年で一番暇な時期にする」ということ、特に会社を立ち上げたばかりの方にはおススメします!







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