アウトバーンで200キロ出して考えたこと(世界放浪記)



実は私は飛ばし屋なんです。ハンドルを握るともう自分を抑えることができず。。。

そういうことなので、本来であれば、ガレージに一台スポーツカーを置いておきたいところですが、国内では飛ばせるところもないということで、最近は乗りたい時にカーシェアリングを借りる程度になっています。

今回、旅行中にドイツからフランスまで移動することになりましたので、よっしゃ!それなら一度本場ドイツのアウトバーンを経験してみようということで、レンタカーを借りてドライブすることにしました。

ドイツのアウトバーンとは「速度制限なしの高速道路」です。本当に何キロ出してもいいんですよ。私にぴったりな道路なんです!

それで、実際に走ってみて、200キロ出しました!

すごかった!
感動しました!(マジで)

ただし、ちょっと想像していたのと違いましたので、その情報をシェアしたいなと思います。

(1)まず、アウトバーンは何キロ出してもいいということで、日本の高速道路よりも幅が広く、まっすぐに作ってあるのかと思っていました。実際にはそうではありませんでした。写真を見てもらうと分かるように、日本の高速道路とほとんど同じ構造でした。またドイツはあまり平たんではなく丘や谷が多いこともあり、割とカーブが多かったです。片側二車線のところも多いし、いやほんと、日本の高速道路を200キロで走るような感覚なんです。舗装状態は日本の方がいいくらいでした。最初はこんなのでいいのか!と思いましたが、そういうもののようです。

(2)次に、ぶっ飛ばしているのはスポーツカーとか高級車だと思っていました。実際にはそうではありませんでした。確かに200キロとかになると、それなりのクルマでないと出せないと思いますが、160キロくらいまでは日本で走っているような普通の乗用車でも走ってました。実はどんな車でもそれくらいは出せるし、飛ばしても問題ないんだと分かりました。

(3)とはいっても、300キロなんか出しているようなクルマは見かけませんでした。せいぜい180キロか、200キロくらいですね。私が借りた車(ベンツGLC 220 d 4MATIC)でも180キロを超えると加速が鈍ってきて、200キロ出すのが精いっぱいという感じでした。結局のところ速度無制限と言っても、自ら事故るような人はいないし、ある程度の上限はあるということなんだと思います。

いやしかし、気持ちよかったですよ。制限速度がある場合には、それ以上飛ばすことは違法行為ですから、なんだか後ろめたい気持ちにもなりますし、びくびくしながら走ることになります。それが制限がないというだけで、単に早く移動したい人が早く走っているだけということで、なんら問題はないですし、びくびくもしませんし、きょろきょろもしませんから、しっかり前をむいて、単に走ればいいんです。精神衛生上もすごくよかったです。

日本もこういう風にしたらいいのに!と思いました。

大げさにいうと、規制を設けると何が起こるのか、規制を廃止すると何が起こるのかを経験できたように思います。速度制限というルール(規制)を設けるから、それを破ることが犯罪になり、それを取り締まる仕事が発生する訳です。ルールがなければ、それらが全てなくなる訳です。

ですから、ルール(規制)は、明確な害がある場合だけ設けなければならないし、それを守らせるコストを考えなければならない。そんなことまで考えてしまいました。

※なお、欧州全てが速度無制限というわけではありません。今回はドイツの後、オランダ、ベルギー、フランスと走りましたが、すべて制限があり、日本と同じような感じでした。ですから、ドイツだけがおかしいと言っても過言ではないのですが、私にとってはパラダイスだなと思いました。ドイツ、気に入ったよ!(笑)









0 件のコメント :